ビジネスマンは全員、起業を意識しろ
私はドアフェチです。外を歩いていて素敵なドアを見つけると、ついつい家の前に立ち止まり、魅入ってしまいます。ドアなんて、ほかの人からしたら気にも留まらない風景の一部ですが、私にとっては他の風景が目に入らなくなるほど美を感じるものなのです。人によっては、窓に目が行く人もいるでしょうし、家庭菜園に目が行く人もいるでしょう。私が言いたいのは、同じ世界でもアンテナ(関心)が何に向いているかによって、見えている世界が異なるということです。
仕事も同じです。何にアンテナが向いているかによって、見えている世界が異なります。そのうえで、ビジネスマンにアドバイスしたいのは、「3年後、起業するつもりで仕事をしてください」です。起業を勧めているわけではありません。しなくても構いません。ただ、起業を目標にすることによって、仕事への意味付けや学習速度が変わってくるのです。
たとえば、嫌だった営業電話が「これは起業した時に役立つな」と思えてきますし、定期的に行うチラシ配布が「こういうチラシは反応がいいのか」と勉強にもなります。「給料をもらいながら、しかも、会社のお金を使って勉強できるなんて超ラッキー」と思えてくるでしょう。
私は以前いた会社で、PPC広告に数百万円使った経験があります。この経験があったお陰で、起業初日から仕事を受注することができました。
もし、「起業」にピンとこなければ、「転職」に言い換えても構いません。「転職に有利になるように仕事をしよう」といった意識を持つだけでも、仕事の有り様が変わってくるはずです。
結果的に起業や転職をしなかったとしても、能力向上に大きく貢献するはずです。会社も、能力の高い人間を切ったりはしません。むしろ、何の目標もなく「会社に居続けよう」と考えている人間のほうがリストラに遭います。皮肉なことに、辞めるつもりの人間が必要とされ、辞めるつもりのない人間のほうが必要とされなくなるのです。起業や転職を意識して仕事をすることは、辞めても辞めなくてもメリットしかないのです。
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