ESG投資によって、下請けに過酷な労働を強いる企業は淘汰される

2017年9月27日放送に放送されたNHK番組クローズアップ現代+『世界で急拡大!注目のESG投資とは? 問われる日本企業』が示唆に富んでいました。

ESGとは、「Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)」の頭文字。環境や人権、労働者を大切にする企業には積極的な投資をし、そうではない企業からは資金を引きあげることを「ESG投資」と呼びます。番組内では、EGS投資が急速に広がり、世界の投資額の4分の1(2,500兆円超)を占めるまでに急拡大していると紹介していました。

特質すべきは、投資先の企業だけを評価対象としているのではなく、その企業が取引している下請け、そのまた下請けまでも視野に入れて評価している点です。たとえば、A社が高い利益を出していたとしても、下請けであるB社が従業員に苛酷な労働を強いているのであれば、A社の評価は下がってしまうのです。

番組を見て、非常に良い動きだと思いました。環境破壊や労働問題を行政から企業に働きかけるよりも株主が働きかけるほうがずっと効果的だからです。

この番組を放送したNHKですが、番組放送から一週間後、一人のNHK記者が4年前に過労死していた事実が各メディアから報じられました。参考:亡くなった時、携帯を握ったまま… NHK記者過労死

NHKに限らず、大手企業の長時間労働や過労死が度々話題に挙がります。大手企業ですらこの有り様なのですから、その下請け企業となるとさらに過酷な労働環境である可能性は高いです。日本は世界と比べて、労働環境に対する意識が極めて低いと言わざるを得ません。

こうした日本企業の現状を是正するにも、EGS投資は有効だと私は考えます。投資は、単に「お金儲け」のためだけにする趣きがありましたが、これからは、労働環境の是正に向けて大きな役割を担ってくるでしょう。時代の潮流は良い方向へ流れていますね。

 

 

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