マーケッターとデザイナーでは、見ているものが違う

「WEBページのコンバージョンを上げるために添削して欲しい」
私は販促物の添削サービスを行っているため、このような相談を度々受けます。

私の指導を受けたクライアントは、自分でWEBページを修正する方と、WEBデザイナーに修正を委託する方の二通りに分かれます。
前者の進捗は早く、一日でWEBページを修正する方もいらっしゃいます。しかし、後者は意外と時間がかかります。直接クライアントがいじれないのも理由ですが、デザイナーの反発があるのも大きな理由です。
デザイナーに添削内容を伝えると、「デザイン的に駄目だ」と返されてしまうのです。中には、私が伝えた通りに直さないデザイナーもいます。

この手の摩擦は、マーケッターとデザイナーの間で頻繁に起きます。私も幾度となく経験してきました。おそらく他のコンサルタントも同様の経験をしていることでしょう。

私もデザイナーの意見を無碍にはできません。なぜなら、デザイナーとして言っていることは正しいからです。
そもそも、マーケッターとデザイナーでは、立脚点が違うのです。そのため、目的や視点に相違が生じます。マーケッターは「お客様からどうしたら買ってもらうか」を見ていますが、デザイナーは「お客様にどう思われるか」を見ているのです。

とはいえ、最終的にはデザイナーが折れることになります。クライアント先の経営者がマーケッターよりの発想でいるからです。経営者は、売上を上げたくてWEBサイトの制作をデザイナーにお願いしているため、「デザイン的に駄目だ」は通りません。「売上的にどうか」を見なくてはいけないのです。

企業からお金をもらいデザインしているのなら、企業のニーズに合わせてWEBサイトを作るべきです。それがデザイナーとしての商売です。

話は少しそれますが、
私は、企業からお金をもらって作ったWEBサイトや販促物を「作品」と称するデザイナーが好きではありません。商品を作品と評するなら理解できます(デザインは付加価値になるため)。しかし、販促物は作品にはなりえません。

近年、大手企業は、レスポンスが明確に分かるWEB広告にお金を使い始めました。「作品」と称して煙に巻いていた大手広告代理店が作るTVコマーシャルやキャッチコピー、デザインはもう通用しません。マーケティングの世界に「作品」などという概念はあってはなりません。マーケティングに求められるのは、抽象的な「作品」ではなく、具体的な「数字」なのです。

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