メリットや特長を挙げるなら“3つ”が有効

私はセールスコピーを作る際、“3つ”を意識します。
たとえば、「メリットは3つあります」「商品の特長は3つあります」「理由は3つあります」という風に。

経験則や感覚的に「覚えやすくてしっくりくる数は3つ」と感じていたからです。どうやら、その感覚は間違いではなかったようです。科学的な根拠が出てきました。

 

脳が楽に処理できる数字は「3つ」まで

ケンブリッジ大学の研究グループは、モニターに表示された点の数を素早く答えてもらうという実験を行いました。この実験によると1個から3個の点を数えて答えるまでの時間はほとんど変わりませんでしたが、4個以上になると急速に反応が遅くなることがわかりました。つまり脳が瞬時に把握できる個数は3つまでで、それ以上になると情報を処理するための負担が一気に増えるのです。

この研究結果は取引先へのプレゼンはもちろん、部下への指導や上司への進言など、他人に物事を説明する時に応用できそうです。つまりある結論を導くために4つ以上の根拠を述べるのではなく、3つまでに絞り込むことで、より聴き手の情報処理の負担を軽くしてやることができるというわけです。
出典:Career Supli 「脳研究者、池谷裕二さんが教える仕事に効く脳の真実7選」より

 

やはり“3つ”は、脳に負担のない数のようです。

「メリットも特長も根拠も全部“3つ”のほうが良いのか」と疑問が湧きますよね。全部“3つ”に必要はありません。イメージしてみてください。「メリットは3つあります」「特長は3つあります」「根拠は3つあります」と続いたら、なんだかしつこいですよね。

“3つ”は、特に重要な箇所に使うのが好ましいです。
セールスコピーは、「メリット」か「特長」に“3つ”を使います。説得材料の「証拠」は、5つでも7つでも構いません。正直、証拠の部分は、「安心感」や「納得感」さえ与えられれば、それでいいのです。

もし、5つ以上のメリットがある場合は、3つに絞ってください。無理に5つ伝えようとしても、1つも伝わりません。3つに絞ったほうが、結果的に読者の頭に残るのです。

 

【補足1】
あえて「3つあります」と数字を必ず書く必要はありません。文章の流れ上、“3つ”という数字を出さずに、メリットや特長を挙げる場合もあります。

 

【補足2】
私見を述べる論文やブログ記事では、「理由」や「根拠」に“3つ”を使うと有効です。理路整然とした文章が書けます。

 

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