人はなぜ、福袋を買うのか?

今回は、福袋を通じて人は何を買っているのか、その本質についてお話ししたいと思います。

お正月になると店頭に福袋が並びます。
福袋と言えば、本来、中身の見えないものです。中身の見えないものを買うことは、非合理的です。もしかすると欲しいと思っていないもの、もしくは役に立たないものが入っている可能性があります。それでも人は、福袋を買います。人はなぜ、福袋を買うのでしょうか?

その前に、読者に疑問を投げかけたいです。そもそも人は、合理的にのみ消費をする生き物なのか、と?

私はそうは考えません。
たとえば、店員と仲が良いという理由で、他店より値段が高くても、その店員がいるお店で買い物をする人がいます。衝動買いやその場の雰囲気で、不必要と分かっていても消費してしまう人もいます。

福袋は、非合理的で生産性のない買い物です。しかし、その消費の先には、楽しみやワクワク感、喜びや嬉しさなどがあるのです。だから人は、非合理的な消費でも好んでするのではないでしょうか。そんな消費をあなたもしたことがあるはずです。

人はなぜ、福袋を買うのか。
それは、年に一度にしか売られることのない福袋を通じて、ワクワク感や喜びを買っているのです。人は、福袋そのものを買っているのではありません。福袋を買うことで得られる気持ちや気分を買っているのです。

当然、程度は違うものの、非合理的な消費を極力避ける人もいます。そんな人の為に、最近では“中身の見える福袋”が売られるようになりました。これは、福袋と言う名のただのお得セットです。この売り方は、お客様に合理的に消費をする喜びを与えられても、非合理的に消費をする喜びは与えられません。合理的に買い物をする喜びと、非合理的に買い物をする喜びは、同じ“喜び”でも、別物です。

どちらが良い悪いではありません。合理的に消費をした喜び、非合理的に消費をした喜び、どちらも、人が得たい喜びなのです。

人は合理的に買い物をしたがる一方で、非合理的な買い物も楽しむ、そんな不思議な生き物です。合理的であれ、非合理的であれ、人は消費を通じて〝喜び“を買っているのです。

 

関連記事

1日10秒で読めるメールマガジン

中小企業に特化したマーケティング&セールスがすべて学べる!
「客単価を倍にする一言」「口コミが生まれる5つの条件」「販促効果を倍増させる7種の限定性」「ニュースに取り上げられる8つの企画」「売れるネーミング7つの条件」「新商品をヒット商品にする2つの方法」「新規事業の成否を決める3要素」「集客商品に必要な5つの条件」など、商売に役立つ情報を毎日(365日間)配信。

今すぐ、ご登録を!