ハイボールブームの背景にあった市場創造活動

近年親しまれるようになったハイボール。
実は、ヒットに至るまでには地道な仕掛けがあったのです。

あるTV番組で、ハイボールのヒットを手がけた担当者が経緯を説明していました。その内容が示唆に富んでいたため、ご紹介します。
ヒット以前は、若者はカクテルに、中高年はビールや焼酎に流れ、ウィスキー市場は縮小傾向にあったようです。そんなあるとき、ウィスキーがよく売れている飲食店がある、という話をメーカーの担当者が耳にました。調べてみると、そのお店は、ウィスキーをハイボールにして提供していたのです。

ハイボールにすることで料理にも合わせやすく、気軽に飲めるお酒として、多くのお客様にウケていました。担当者は、「他のお店でも同じことをしたらウィスキーが売れるのではないか?」と、直感。そこでチームを結成し、各飲食店にハイボールを提供してもらうようお願いに回ったのです。直感は的中。ハイボールを置いたお店はウィスキーの販売数が伸び、一杯も出なかったウィスキーが連日100杯以上も売れたというお店も出てきました。

「ハイボールは消費者に受け入れられる」。そう確信した担当者は、もっと多くの人にハイボールを知ってもらえるよう、今度はスーパーに働きかけをしたのです。お酒売り場で、ウィスキーの隣に炭酸水を置くようお願いし、また、ハイボールの作り方を書いたPOPを貼るなどの工夫を凝らしました。
こうした活動を通じて、市場を拡大した後に、TVCMを大々的に行ったのです。決してCMが当たってヒットしたわけではありません。

この話には多くの学びがあります。
あるお店がウィスキーを売るために考え出したハイボール。それを真似ることで、他のお店で同じ結果が出せるのではないかという着眼点。それを実際に行った行動力。ハイボールを知らない人のためにPOPを貼るという配慮。その結果、創造された市場。

あなたは、どんな気づきがあったでしょうか。
ちなみに、TVに出ていた担当者の名刺の裏には、ハイボールの美味しい作り方が書かれていました。

 

 

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