「半餃子」「ハーフバースデー」から学ぶ、半分ビジネス

今では当たり前になりつつある「半ライス」や「半餃子」。
私がラーメン屋でこれらのメニューを見た時は、驚きました。「うぁ~、やられた~~」と。「普通盛りは食べられない。でも、半分ぐらいなら」という気持ちにうまくフィットした絶妙なさじ加減です。これらのメニューは、客単価を増やしたことでしょう。今では半ライスや半餃子などのメニューは珍しくありません。

これが発端ではないでしょうが、「半分」を活かしたサービスが盛んになりつつあります。

2015年3月20日の日経MJでは、「半分」のトレンドを紹介していました。
記事を一部引用します。

「ハーフ還暦祝い」「三十路(みそじ)式」の名称で、30歳の誕生日を友達同士で祝う女性が増えている。かつて30歳といえば「若くない」と消極的に捉えていたが、今は「女子から女性への飛躍の年齢」と受け止めているようだ。ほかにも「二分の一成人式」「ハーフバースデー」も盛んで、節目を祝い、次のステップアップにつなげようとする前向きな人は少なくない。(中略)
写真スタジオを展開するスタジオアリスではハーフバースデーの記念写真の撮影件数が2012~14年度、5~25%のペースで伸びた。

 

この事象には、特筆すべき点が二つあります。

一つは、既存の常識を少しズラした点です。
多くの人は、良いアイディアとは、奇を衒ったような常識の外にあるものだと勘違いしています。しかしそれは逆です。良いアイディアとは、常識を少しズラした先にあります。別言すれば、“ありそうでなかった”を見出すことです。この「半分」はまさにそうです。きっと、多種な業界で「ありそうでなかった」を生み出す汎用性に優れたアイディアの種となるでしょう。

もう一つは、「半分」にした商品や企画に名前を付けた点です。
もし名前がなければ、ただの提案になります。もし「ハーフバースデー」という名前がなければ、「誕生から半年目を記念に写真を撮影しませんか」という提案になってしまいます。ちょっとカッコ悪いですね。
「半ライス」「ハーフバースデ―」という名前を付けたことで概念化することができました。また、既存の概念に「半分」が足されただけなので、受け入れやすいのも特徴です。

余談ですが、男性用トイレに入ると「半歩前へ」という張り紙をよく目にします。一歩前ではなく、半歩前というのが絶妙です。「一歩なら出過ぎてしまうが、半歩なら……」と思わせてくれます。張り紙のコピーを考えた人は、きっとセンスの良い人です。

ここにアイディアの大切さがあります。アイディアは捻り過ぎても、行き過ぎては駄目です。半捻り、半歩先ぐらいが丁度いいのです。

 

 

関連サービス

個人事業主・中小企業を対象にしたマーケティング相談(電話・スカイプ)は、こちら。

 

関連記事

1日10秒で読めるメールマガジン

中小企業に特化したマーケティング&セールスがすべて学べる!
「客単価を倍にする一言」「口コミが生まれる5つの条件」「販促効果を倍増させる7種の限定性」「ニュースに取り上げられる8つの企画」「売れるネーミング7つの条件」「新商品をヒット商品にする2つの方法」「新規事業の成否を決める3要素」「集客商品に必要な5つの条件」など、商売に役立つ情報を毎日(365日間)配信。

今すぐ、ご登録を!