「頑張ります」は、「何をしていいのか分かりません」の意味

「すみませんでした。これからは、しっかりと頑張ります!」と言う部下に対して「頑張るって、何をどう頑張るんだ!」と喝破する上司。よくある光景です。

ビジネスにおいて「頑張ります」は、いい印象を与えません。具体性がないからです。上司もそれを見抜いて指摘します。つまり、「頑張ります」は、「具体的に何をしていいのか分かりません」を言外しているのです。

上司と部下の関係のように近しい人間関係なら、具体性のなさを指摘してくれます。しかしそうでない場合、誰も指摘してくれません。つまり、発している本人は気づかないのです。経営者ですら、「頑張ります」と同義の言葉を発していますが、それに気づいていません。例を交えて解説します。

とある会計士のDMを添削したときの話です。
DMの一文に「情熱は、誰にも負けません」と書かれていました。私は「情熱って何ですか?」と訊ねました。当然、相手は言葉に詰まります。これは先ほどの「頑張ります」と同義だからです。つまり、「情熱は、誰にも負けません」は、「これといった強みはありません」と言外しているのです。読んでいる人はそれを直感的に見抜きます。私は会計士と一緒に、具体的な強みや特徴を洗い出しながら、DMの添削を行いました。計5回やり取りしました。

ほかにもあります。たとえば求人広告。
「笑顔が溢れる職場です」「アットホームな職場です」。いい雰囲気を醸し出そうと懸命ですが、実際そうでないことがほとんどです。最低限の福利厚生と一般的な賃金(または低賃金)のため、苦し紛れに出したのが先の表現です。これも、見抜く人は見抜きます。

ビジネスでは、抽象的な言葉は総じて、「わかりません」「ありません」を隠す言葉です。社内外に関わらず、そうです。あなたは、抽象的な言葉を使っていませんか。一度、チェックしてみてください。

 

関連記事

1日10秒で読めるメールマガジン

中小企業に特化したマーケティング&セールスがすべて学べる!
「客単価を倍にする一言」「口コミが生まれる5つの条件」「販促効果を倍増させる7種の限定性」「ニュースに取り上げられる8つの企画」「売れるネーミング7つの条件」「新商品をヒット商品にする2つの方法」「新規事業の成否を決める3要素」「集客商品に必要な5つの条件」など、商売に役立つ情報を毎日(365日間)配信。

今すぐ、ご登録を!