マイクロコピーから学ぶ、小さな改善の重要性

「マイクロコピー」をご存知でしょうか。「申し込みボタン」や「ボタンの周辺にある注意書き」などの小さな文言をマイクロコピーと呼びます。キャッチコピーなどと違い、ほとんど目立ちませんが、改善を加えるだけでクリック率や成約率を高めることが分かり、今注目を集めています。

書籍『マイクロコピー』(著者 山本 琢磨)から改善例とその効果をご紹介します。

・「資料を無料ダウンロード」を「無料で資料をダウンロード」に変えただけでクリック率1.5倍UP。

・「注文する」のボタンの下に「送料4.95ユーロ以上のご注文で送料無料」と添えただけで売上が60.1%UP。

・「無料トライアルを始める」ボタンの近くに顧客の声を加えただけで登録率が15%UP。

・ハートアイコンに「お気に入りに追加する」のコピーを添えただけでクリック率が47%UP。

・フラッグのアイコンに「グループ」のコピーを添えただけでクリック率が159%UP。

 

WEBサイト内だけでも、マイクロコピーは10カ所以上あります。ボタンやアイコン、注文フォームやナビゲーション、確認・警告・エラーのメッセージなどです。もし、これらのマイクロコピーすべてを改善したら、WEBからの売上は2倍以上になるかもしれません。

マイクロコピーが教えてくれているのは、小さな改善の大切さです。売上を伸ばそうと考えたとき、人はついつい大仰なことをしようとしてしまいがちです。新商品を開発するとか、新しい戦略を立案するとか、LP全体を刷新するとか。そうではなく、10分15分ほど指先を動かせば改善できるものがいくらでもあるのです。そしてその積み重ねが大きな飛躍をもたらします。

書籍『失敗の科学』(著者 マシュー・サイド)に一つ面白いエピソードがあります。大食いの世界大会に出場して優勝した日本人・小林尊氏の話です。この話も、小さな改善の大切さを伝えています。一部、引用します。

歴代のチャンピオンはみなホットドックを端から口に押し込んでいたが、彼は半分に割ってから食べようと考えた。実際にやってみると、口の中に余裕が出来て租借しやすく、手もすぐに自由になって、ペース良く次のホットドックを口に運べた。彼は次に、ソーセージを先に食べてからパンを食べて見た。しかしソーセージは食べやすかったが、パンはもさもさしててこずった。
そこで、パンを水につけた、水の温度を変えたり、水の中に植物油を数滴混ぜたりもした。その間、彼は自身のトレーニングの様子を録画し、データをとり、さらに少しずつ違う方法を試した。全力で一気に食べたり、ペース配分したり、ラストスパートをかけたりもしてみた。(中略)
当時の早食い記録は、12分間で25.125本。ものすごい数だ。ほとんどの人は、これが人間の限界だろうと思っていた。ところが、小林はこの記録を軽々と破った。結果は、何と50本。限界だと思われていた量の倍近くも食べたのである。
「みんな食欲さえあればいい記録を出せると思っています」と小林は言う。「でも本当に大切なのは、目の前の食べ物にいかに取り組むかなんです」(P233-234)

小さな改善を積み重ねた結果、限界だと思われていた記録の2倍もの量を食べたのです。それも、小柄な日本人が。

小さな改善は、ビジネス現場に数多くあるはずです。先はマイクロコピーの話をしましたが、WEBだけではなく、電話応対やDMやチラシなど、小さな点を直すだけでお客様の反応は変わってきます。挙げれば何百、何千と改善点があるはずです。それらを改善していくだけでも、倍以上の売上をもたらすことができるようになります。

大仰な改善をする前に、近くにある小さな改善から始めてみてください。

 

 

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