離職率の高いブラック企業では、仕組みやルールは根付かない

業務の効率化を図るため、仕組みやルールを作る企業は少なくありません。しかし、いくら仕組みやルールを作ったとしても、離職率の高い企業では根付きません。はじめは稼働していても、時間と共になおざりになります。

仕組みやルールは作ればいいというものではなく、「こういう仕組みやルールがある」ということを従業員に教えて習慣化させる必要があります。それには、ある程度の時間を要するものです。

以前、こんなことを言う社長がいました。「せっかく仕組みやルールを作っても、すぐに形がい化してしまう」と。調べてみると、1年間に30%もの従業員が離職していました。これではいくら仕組みやルールを作っても、社内に根付くはずはありません。これに気づかない経営者は、「こういうルールがあるのに、なぜお前らはやらないんだ」と何度も怒る羽目になります。実際、先の経営者はそんな感じです。一言で言えば、ブラック企業です。

ブラック企業の経営者は、「人が辞めるコスト」に対して鈍感です。安い給料でこき使って、辞めたらまた補填すればいいなどと考えていますが、それに伴うコストがまるで見えていません。

仕組みやルールが根付かなければ、業務にミスが生じますし、生産性も低くなります。また、新たに人を採用・教育するコストもかかります。それに、従業員の回転が速いと、お客様への印象もよくありません。

給料や福利厚生を充実させて、人を辞めさせないことにコストを割くほうが長期的に見て生産性は高くなります。ブラック企業の経営者はどうも、目に見えにくいコストより、目に見える分かりやすいコスト(人件費)に目が行ってしまうようです。そして、延々と同じマネジメントの問題を抱え、一向に解決できずにいるのです。

仕組みやルールで効率化を図る前に、まずは土台となる労働環境が大切です。しっかりしていない土台の上に、何かを作ることはできないのです。

 

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