起業前にお客様を作って、商品を売ってみる

創業会社の7割は、3年以内に倒産します。
「不景気だから」の一言で片づけることもできますが、これについて私見を述べたいと思います。

一昔前は、株式会社を興すのに資本金1千万円が必要でした。それが今では、1円あれば興せます。国も起業を推し進めており、誰でも簡単に会社を興せるようになりました。

「少ない資本でも起業できるようになった」と言えば聞こえはいいですが、いい面ばかりではありません。少ない資本で起業すれば、計算外の事態に陥ったとき、すぐに立ち行かなくなります。それだけではなく、ほかにも足りないものがいくつもあります。

1千万円なければ株式会社を興せなかった時代、会社を興せる人はビジネスのベテランでした。そうでなければ、そもそも1千万円という資本は用意できません。資本金・経験・技術・知恵・人脈などがあったうえでの起業です。1円で起業した会社とは、訳が違います。

「1円起業」は、万人にチャンスを与えました。それと同時に、高確率で失敗するリスクも与えたのです。

さて、こんな話をすると、私は1円起業に対して批判的に映るかもしれません。しかし、そんなことはありません。以上のリスクを踏まえたうえで起業や対策をすればいいのです。

私が起業する方に決まって助言するのは、「どのような商売であれ、起業する前にお客様を作って、商品を売ってみろ」です。当然、「えっ、起業前に売るんですか?」「商品もないのに売れるんですか?」という反応が返ってきます。

あなたに信用と説得力があれば、起業前でも商品は売れます。商品がなければ、前金でもらえばいいのです。もし、起業前に商品が売れれば、実績にもなります。実績はあるに越したことはありません。起業家が一番悩むのは、実績がないことなのです。それにこれは、実践を兼ねたテストマーケティングにもなります。自分に足りないものが見えてきます。

起業前に「売ってみる」は、実績作りにも、足りていないものを知るにもいい機会です。これができないのであれば、起業はしないほうが無難でしょう。厳しい言葉になりますが、起業家としての資質がありません。

ないないづくしの状態でいかに売るか。「ない」から「ある」にいかに変えられるか。起業はゼロから1を生む仕事です。「ない」からできないでは、起業家にはなれないのです。

 

 

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