シャリを食べ残すお客に対して回転寿司チェーン店が取った対策とは

「回転寿司店に行ってシャリを食べずにネタだけを食べる客がいる」といった旨の記事を以前読みました。なんでも、糖質ダイエットの流行りの影響だそうです。記事のコメント欄には、「もったいない」「なら、行くなよ」と言った至極当然な意見が付いており、私も同じように思った次第です。ただその時の私は、「でも、これってネタ話だろw」と真に受けませんでした。それから数カ月たった先日、本件を取り上げているニュース番組を偶然見てしまったのです。「あの話は本当だったのか」と度肝を抜かれました。

ニュース番組では、シャリを残すお客が増えつつある中、回転寿司チェーン店『すし銚子丸』が講じたある対策を報道していました。一体どんな対策を講じたと思いますか? 考えてみてください。

答えは、「シャリなしの寿司を提供した」です。しかも、価格はシャリありと同じ。これなら、お店側に収益上の損害はありませんし、お客も気兼ねなく注文することができます。

マナーや常識に照らして考えれば、寿司はシャリも一緒に食べるものです(というか、シャリあっての寿司です)。シャリなしなんて邪道中の邪道です。しかし回転寿司店は、変わりゆく客のニーズを捉え、それに商売を合わせたのです。この姿勢は、示唆に富んでいます。

以前私は、飲食店でドリンクを頼まないお客が増えたことに文句を言うより、時代にあった商いを考えるべきであるといった旨のコラムを書きました(「ドリンクを頼まないのはマナー違反」などと不満を言うな)。

このコラムに対して、一部の方から「マナー違反の客にお店が合わせる必要はない」とのご批判をいただきました。私もマナー違反であることは重々承知しています。マナーを優先するのも店主の自由です。間違ってはいません。ですが、お客の変化に合わせるのも一つの答えであり、ビジネスチャンスであることもまた事実なのです。

先のシャリを残す行為は、マナー違反どころの話ではありません。しかしこれを「非常識だ」と正論を説いて終わらせるのではなく、逆手にとって問題解決しています。商人には、この回転寿司店のような問題解決能力が必要ですし、腕の見せ所でもあると私は思うのです。

時代の変化を目の当たりにしたとき、あなたは嘆いたり怒ったりして終わらせますか? それとも妙案を考えて対策をしますか。どちらを選ぶかはあなた次第です。

 

 

関連記事

「ドリンクを頼まないのはマナー違反」などと不満を言うな

過去に上手くいったやり方が、今も上手くいくと思うな

 

関連記事

6,100名が購読!! 1日10秒で読める商売繁盛365の知恵

中小企業に特化したマーケティングがすべて学べる!
「客単価を倍にする一言」「口コミが生まれる5つの条件」「販促効果を倍増させる7種の限定性」「ニュースに取り上げられる8つの企画」「売れるネーミング7つの条件」「新商品をヒット商品にする2つの方法」「新規事業の成否を決める3要素」「集客商品に必要な5つの条件」などの商売繁盛に役立つノウハウを毎日(365日間)配信。

今すぐ、ご登録を!