ニッチ市場を見つける4つの視点

同業者(コンサルタント)がFacebookに面白い投稿をしていました。
「ニッチ戦略は、コンサルタントの後付け理論。ニッチ市場を選んでも大して稼げないし、失敗した企業も多々ある」と。これは、ある意味において真実です。

ニッチ戦略は、どのようなニッチ市場を選ぶかが肝になります。もし、市場を選び間違えれば、たとえニッチでも失敗するでしょう。
今回は、ニッチ市場を見つける4つの視点をご紹介します。

一つ目の視点は、市場の大きさです。
5千人の市場もあれば、5万人の市場もあります。市場全体の一部の市場を選べば「ニッチ」です。このように、一口に「ニッチ」と言っても、市場にかなりの幅があるのです。小さすぎる市場を選べば、すぐに枯渇してしまいます。「ニッチ過ぎて客がいなかった」という事態は、珍しくありません。

二つ目の視点は、欲求の深さです。
市場は数だけではなく、欲求の深さも見なくてはいけません。真に困っている5万人の市場もあれば、さほど困っていない5万人の市場もあります。当然、前者のほうがお金になります。

「そうか。欲求が深くて、小さすぎないニッチ市場を選べばいいのか」。そうとも言い切れません。小さすぎても成り立つ場合があります。それが、三つ目と四つ目の視点です。

三つ目の視点は、市場の新陳代謝です。
たとえば、「28歳未満女性に公務員男子を紹介する婚活サービス」という事業があったとしましょう。28歳未満に限定している分、市場は限られます。しかし、毎年新陳代謝が起きます。婚活ニーズを持つ女性が毎年生まれるからです。このニッチ市場で№1になれたなら、現状のポジションを維持するだけでも事業は安定します。逆に、新陳代謝がほとんど起きない市場もあります。この場合は、市場が枯渇する前に実績を作り、徐々に市場を広げていく必要があります。

四つ目の視点は、市場の成長性です。
ニッチ市場に限らず、市場は成長するか衰退するかのいずれかに分かれます。今はニッチでも、将来、成長する見込みのある市場であれば、小さいうちに参入しておくのが賢明です。
たとえば、90年代前半のパソコン市場はまだ小さく、パソコン部品の製造となれば、かなりニッチだったでしょう。しかし、パソコン市場の拡大に併せて、部品の製造数も増えていきました。

このように、「ニッチ市場」も様態は様々です。
冒頭に紹介したコンサルタントの投稿が、「ある意味において真実」と言うのは、以上の理由からです。

市場は生き物です。
大きさや欲求も、動きや成長も違います。「市場」を概念や数値として見るだけではなく、一つの生き物だという視点で見ることが大切なのです。

 

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