同業社だけが競合とは限らない

あなたは、競合は同業社だけだと思っていませんか?
もしそう思っているのなら、それは大変危険です。知らない間に全く関係のない業界に、お客様をごっそりと奪われているかもしれません。

たとえば、カメラ業界。今、不況の真っただ中にいます。不況の原因は、携帯電話やスマホに市場を奪われてしまったからです。こういった現象は、実はほかの業界でも起きています。ただ、それに気づいていない業界、会社が多く存在するのです。

例えば、居酒屋の競合は誰ですか? 近くにあるほかの居酒屋ですか? それともイタリアンや中華といった飲食店ですか? 競合は、それだけではありません。「コンビニ」や「WEB電話」も競合相手になります。

まず「コンビニ」です。
コンビニ業界は、イートインスペースを設置した店舗を増やしています。お客様にお酒やつまみを購入してもらい、イートインスペースで飲食してもらうのが狙いです(お昼はカフェとして)。居酒屋に行くよりもずっと安く済みます。
参考:進化するイートイン 「自宅以上外食未満」の今

次いで「WEB電話」です。
WEB通話ができるアプリを使って、お酒を飲む人が増えてきました。今は通信速度も速いため、複数人と同時通話しても切れることはありませんし、画質も綺麗です。帰りの心配をする必要もないため、気兼ねなく飲み会ができます。実は私、ツイキャスというアプリで月に一度は、友人と飲みをしています。といっても、私はテキストのみの参加なのですがね。こういう飲み方もあるわけです。

これらが恐ろしいのは、同業社が“自社のお客様を奪う”というレベルではなく、“業界のお客様を奪う”という点です。

業界(業種)にだけ着目していると、同業社だけが競合に見えてしまいます。しかし、本当に着目すべきは「価値」です。自社はどんな価値を提供しているのかと考えることができれば、自ずと誰が競合なのかが見えてきます。

もし、居酒屋が提供している価値を「夜、仲間と一緒に愉しい時間を過ごす場」と認識していれば、必ずしも競合が同業社だけではないことに気づくはずです。

このように、「自分は何の価値を提供して、どんなマーケットに身を置いているのか」を認識できれば、これまでとは違う世界が見えてくるはずです。今まで、見当違いな対策をしていたことにも気づけます。ぜひ一度、誰が真の競合なのかを考えてみてください。

 

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