「競合のいない市場」だけでは、市場開拓はできない

新たな市場を開拓するうえで、競合のいない市場を狙うことは大切です。しかし、いくら競合がいないからと言って、自社に提供すべき価値(強み)がなければ、ビジネスは上手くいきません。

たまにいただく相談にこういったものがあります。
「供給不足を起こしている市場を見つけました。この市場に打って出れば、一儲けできると思うのですが、いかがでしょうか?」

話を聞くと、市場は拡大しており、競合の参入も遅れています。確かに供給不足を起こしていました。

私はこう聞き返します。
「この市場に提供できる強み(売り)は何ですか?」
答えは、「何もありません」がほとんどです。もしくは、強みとも言えない事業資源があるぐらいです。

相談者は、開拓したい市場(業界)では、全くの素人です。従事したこともなければ、関わったこともありません。市場があっても強みがなければ、事業を始めても上手くいきません。

私は、「関わったことのない市場に参入するな」と言いたいわけではありません。競合のいない市場を見つけるのは何よりも大切です。しかし、いくら美味しい市場があったとしても、強みがなければ、お客様にお金を払わせることが難しいのです。喩えるなら、「確かに○○は欲しいけれど、ニセモノならいらないわ」と言われているのと同じ。「強みがない=価値がない」のです。

この場合の解決策は、限られています。
自分に強みがなければ、業界に関わっていた人(企業)とジョイントして強みを提供してもらうか、もしくは、今ある資源をどうにか捻って強みに変えるかです。

新しい市場に打って出るのは、私も賛成です。
ただし、必ず「強み」を引っ提げてください。空手で市場開拓できるほど、どの世界も甘くはないのです。

 

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