「手書きのハガキなんていらない」から考える、企業のあり方

先日、バリバリのビジネスウーマンから面白い意見を聞きました。
「私、手書きのハガキを送って来るような人と仕事したくないんです。メールで済むことを、わざわざ時間をかけてハガキを書くなんて、非効率だし、想いの押し売りをしてくる態度が嫌なんです」。
この話を聞いて、以前、とある女性ブロガ―が似た意見を書き、多くの人の共感を集めていたのを思い出しました。

「手書きのハガキを送りましょう」。
このようなテーマを題材にした書籍は数多くあります。私も何冊も読んできました。そして、何の疑いもなく「手書きのハガキは人の心に響く」と思っていました。そのため、「手書きハガキが嫌い」は、私にとって実に新鮮な意見でした。

確かに、FacebookやLINEなどで、いくらでも手軽にメッセージが送れる時代、手書きハガキに嫌悪感を抱く人がいてもおかしくありません。嫌悪感を抱かないまでも、手書きのハガキを“書く/もらう”に面倒くささを感じている人は少なくないでしょう。

では、手書きハガキは送らないほうがいいのか。その結論は、企業が「どんなお客様と付き合いたいか」にもよります。もし、あなたの会社が「アナログの接触を重んじ、それを理解してくれる人と付き合いたい」と考えるなら、効率性を重んじる人の意見は一切無視すればいいです。

ハガキはただの一例にすぎません。
企業には、様々な意見が寄せられます。感性が多様化している昨今、それこそ想定していなかったような意見も届くでしょう。しかし、その都度お客様のニーズに合わせていては、芯の通っていない企業体質になってしまいます。会社としての方針やあり方を基軸にして、それにそぐわない意見は一切無視する。代わりに、基軸に沿った意見は積極的に取り入れる。こうした明確な態度は、今後の企業運営には必要です。明確な態度は、いつしか「企業らしさ(世界観)」に繋がり、コアなファンを生みます。

単に、意見やニーズを聞く時代から、「自社らしさ(世界観)」を持ってお客を惹きつける時代へと変わりつつあるのです。appleやFacebook、Twitterなどがいい例です。明確に「自社らしさ(世界観)」を持ち、ユーザーを惹きつけています。

自社らしさとは何なのか。まずは、基軸となる方針やあり方を明確にするところから、始めてみてください。

 

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