こだわりを持つ人ほど、意に沿わない仕事を断る

先日、会計事務所から販促物の添削依頼が入りました。
依頼者の会計士とヒアリングしていたら、こんなことを言われました。「覚えていますか? 実は2年前、深井さんに仕事を断られたんですよ。『まだその段階ではない』って」。
私はすっかり忘れていました。具体的に何と言ったかも覚えていません。会計士は続けてこう言いました。「仕事を受けない理由を聞かされ、確かにその通りだなと思いました。でも、それを聞いて、いつか深井さんに仕事をお願いできるようになろう、って決めたんです」。

私は仕事を断ることがあります。
断る主な理由の一つに、先と同じ「まだその段階ではない」があります。

「まだその段階ではない」とは、どういう意味か。
たとえば、DMを作って欲しいと依頼があったとします。私は、「ターゲットは誰ですか?」「ベネフィットは何ですか?」「どんな実績がありますか?」など、ヒアリングを通じて色々と訊ねます。クライアントがすぐに返答できなくても構いません。私も一緒に考え、売れるDMを作るための情報を引き出せるよう助力します。ただし、限度はあります。
クライアントがターゲットのニーズに無頓着であれば断ります。ターゲットを納得させるだけの実績がなければ、それも断ります。まだDMを作る段階ではないからです。

私は、成果が出ないと分かっているものを作る気になれません。また、当社は全額返金保証を設けており、もし成果が出なければ、全額返金します。それだけ私は、真剣に「成果」にこだわり、仕事に取り組んでいるのです。そのため、クライアントにも、それ相応の覚悟や協力を求めます。もし、「成果が出ない」と判断すれば、断ることもいといません。こうした真剣さは、クライアントに伝わります。

冒頭に紹介した会計士の言葉「仕事を受けない理由を聞かされ、確かにその通りだなと思いました。でも、それを聞いて、いつか深井さんに仕事をお願いできるようになろう、って決めたんです」がまさにそうです。私の真剣さが伝わり、多少なりとも会計士のやる気に火をつける形になりました。

人は、何かに真剣であればあるほど「断る」をします。「断る」をしないのは、まだ何かに真剣ではないからです。「断る」は、何かに真剣に取り組んだ結果、自然と生じるものなのです。

 

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