「売る」ということは、「世界を教える」ということ

新たにスーツを購入しようと思い、近くのデパートに出かけたときの話。

店内でスーツを選んでいると、一人の店員が声をかけてきて、こうアドバイスしてくれました。 「お客様の体型でしたら〇〇㎝サイズが似合うかと思います」。
私は、このアドバイスに少し驚きました。 店員が勧めてきた〇〇㎝サイズは、私には着られないと思っており、今まで試着することはありませんでした。

私は店員のアドバイスに対して、「いや~、このサイズはちょっと無理でしょう」と返しました。 しかし店員は、「いえ、大丈夫だと思いますよ。一度試着してみてください」と引きません。そこまで言うのならと思い、試着をしてみると、これがピッタリ身体に合うのです。気を良くした私は、試着したSサイズのスーツを購入しました。

家に帰ってから私は、クローゼットの中にあるスーツを着てみました。
すると、今まではピッタリだと思っていたスーツが、実は少し大きかったことに初めて気づいたのです。今回、店員からスーツ選びについてアドバイスをもらわなければ、似合わないスーツを購入し続けていたことでしょう。

ここで大切な気づきがあります。
商人は、自分たちが売っている商品についての知識や、その商品があることで得られる素晴らしい世界を知っています。しかし、お客様はそういった知識も世界も知りません。

だからこそ、教えてあげなくてはいけません。
商人は、培った知識や感性で、お客様に合う商品を提案し、お客様に役立つ情報を教えてあげることが大切です。 そうすることで、お客様は今まで気づかなかった商品の魅力や世界を知り、人生をより豊かにできます。

商人が売っているのは、商品ではありません。商品を通して世界を売っているのです。

そしてお客様は、自分の知らなかった世界を教えてくれるお店で、商品を買い続けるのです。

 

 

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