「SNS映え」、自己顕示欲を満たすために消費をする人々

毎日のようにSNS上で見かけるリア充自慢の写真。わざわざ自撮棒やライトを携帯している人もいて、自己顕示欲を満たすことに余念がありません。SNSの誕生によって、過去に例がないほど現在人の自己顕示欲が肥大化しました。それを象徴するかのようなサービス「“リア充”代行サービス」も出始め、今注目を集めています。

サービスの利用者は、虚構の友人(スタッフ)とカフェで楽しんでいる(リア充っぽい)の写真を撮影してSNSに投稿します。すべてはいつもより多くの「いいね!」を獲得するためです。「そんなことにお金を払う奴がいるのか!」とアホらしく思う方もいるとは思いますが、自己顕示欲の沼に落ちた人たちは、そこまでしてでも欲望を満たせずにはいられないのです。自己顕示欲にはそれだけの魔力があるのだと思ってください。

面白い調査結果があります。2017年、消費者庁がインターネットを通じて行った「消費生活に関する意識調査」によると、写真や動画をSNSに投稿している人は全体の25%。撮影のために何をしたか複数回答で聞いたところ、「旅行」が45.6%、「外食」が38.7%、「友達と集まる」が25.9%という調査結果が得られました(全国の15歳から95歳の男女3000人が対象)。つまり、「いいね!」を獲得するために旅行や外食をする人が大勢いるわけです。このデータを見てお気づきのように、自己顕示欲は消費行動にも影響を与えています。

2017年8月7日の日経MJに、自己顕示欲を巧みに操った事例が載っていました。

SNS映え意識、随所に
表参道ではアパレル企業ならではの話題性が光る。若い女性が目がけてくるのは日本向けに開発したパンケーキ(1380円から)や、イチゴが盛りつけられたスムージー(1890円)だ。
カフェの外には撮影ボードも置いてある。ピックや虹色など鮮やかな色とカフェのロゴを背景に、SNS(交流サイト)映えする写真が撮れる。グループ会社で衣料品店の内装を手掛けており「ボードのデザインはお手の物」とUrth Caffe JAPANの高橋正博社長は話す。
インスタグラムなどSNSに購入した商品を載せる顧客や芸能人が多いため「広告費にはほとんど投資していない」(高橋社長)。表参道の月間売り上げはオープン時と比べて約3倍に増えた。

自己顕示欲を刺激することができれば、お店や商品の話題が勝手にSNS上で広がっていきます。上手くいけば、記事で紹介されていたお店のように、広告費をかけずともお客が集まってくるようになるのです。また、お客は自慢したいわけですから、価格が多少高くても喜んで買ってくれます。この点も、ビジネス的に見て美味しいです。
今後、SNS映えを意識したお店作りや商品作り、または、撮影用のライトを貸し出すなどの取り組みが重要になってくるでしょう。

私が定義する「SNSマーケティング」とは、SNS上でお店や商品が取り上げてもらえるような工夫を凝らす活動を言います。決して、企業アカウントを取得して投稿することではありません。ぜひ、あなたの会社やお店でも、お客様の自己顕示欲をくすぐるアイディアはないか考えてみてください。

 

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