商人が売るべきものとは

2回(1回目2回目)に渡り、ある美容室のオーナーの話を取り上げてきました。
今回は、その最後の話。

美容室のオーナーは、一人一人のお客様を大切にした顧客フォローを重ねた結果、90%のリピート率を達成しました。また、ネイルサロンを始めとした新しいサービスを展開し、毎日来店するお客様まで現れました。

オーナーは、私にこう言いました。
「深井さんに『毎日行きたくなる美容室を作りなさい』って言われて、すごく共感したんです。あぁ、それって素敵だなぁって。今私の夢は、この町の公民館的な存在になることなんです。毎日気の合う人達が来て、楽しんで、綺麗になって帰っていく。そんなお店になれたらなと思っています」。

このオーナーは、美容師として成功しようとは考えていません。この町の公民館的存在になることがオーナーの夢であり、奇麗を提供するのが仕事と捉えているのです。

商人である以上、お客様の欲求を満たすサービスを提供するのは義務です。しかしそれだけでは、これからの企業はお客様から支持を得られません。サービスをはじめとした顧客フォロー、店作りを通じて、あなたが“創りたい世界を創り”、お客様を魅了し、共感されなくてはいけないのです。

商人が提供しているのはサービスや商品ではありません。素敵なお店や空間でもありません。喜ばれる顧客フォローでもありません。それらすべては、“創りたい世界を創る”ための手段です。これからの商人が売るべきものは、あなたにしか創ることのできない、お客様に共感される世界なのです。

満足のいくサービスや顧客フォローは、お客様から「あなたから買いたい」という言葉を生みます。そして、世界を売ることができれば、「あなたに会えてよかった」に変わるのです。

商人が売っているのは、世界です。お客様は待っています。あなたにしか創れない世界を、あなたから届けられる日を。

 

 

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