あなたはどっち? 2種類の仕事スタイル

ある女性からこんな質問を受けました。
「深井さんはコピーライティングの請け負いをされていますが、元々文章を書くのはお好きなんですか? 複数のブログを持っていて、文章もお上手ですし」。私はこう答えました。「元々書くのは嫌いでしたし、得意でもありませんでした。必要性に迫られて得たスキルです。そもそも、好きなことを仕事にしようとは思いません」。その女性は驚いた顔をしていましたが、私はずっと前からこの仕事スタイルを貫いています。

仕事スタイルには、2種類あると考えています。
「仕事を自分に合わせるスタイル」と「自分を仕事に合わせるスタイル」です。「好きなことを仕事にしたい」と考えるのは前者、「仕事を好きになろう」と考えるのは後者です。

私は後者の人間です。好きなことを仕事にした経験は今までありません。状況的にしなくてはならない仕事をこなしていくうちに得意になり、好きになっていったのです。

今私は、コンサルティングや販促物の制作を仕事としていますが、これらスキルの習得は、父が経営する会社の売上不振がきっかけでした。売上を上げるため、私はマーケティングやコピーライティングを学ばざるを得なくなったのです。実践して成果が出るうちに、「マーケティングって面白いな。コピーライティングって奥が深いな」と感じるようになりました。そして、同じように売上不振に悩む企業に対して、貢献したいと考えるようになったのです。

「結果的に、好きになったことを仕事にしているのでは?」といったツッコミがあるかもしれませんが、好きな度合いで言えば、お酒や万年筆のほうが好きです。「好き」を基準に仕事を選ぶなら、これらを販売する仕事をしているはずです。“市場ニーズ”と“自身のスキル”を考えて、私はコンサルタントの道を選びました。この仕事をはじめてからも、以前と同じく必要性に迫られて得たスキルや知識があります。デザインやSNSマーケティングなどがそうです。

このように私の得意なことは、仕事に自分を合わせて得てきたものばかりです。そして、そのすべてが好きになっています。

趣味でも同じです。私は西洋家屋が好きでしたが、あるTV番組をきっかけに日本家屋も好きになりました。今では日本家屋のほうが好きなぐらいです。あなたにも似た経験があるはずです。好きではなかったもの、嫌いだったものを好きになった経験が。

私はこう考えています。「私が好きではない事物がある。だが、その一方で、その事物が好きな人、こよなく愛している人も確かに存在する。この差は何か。きっと私がその事物の価値にまだ気づいていないからだ。もし、その価値に気づくことができれば、きっと自分もそれが好きになり、愛するようになる」と。

この考え方を持つようになってから、世界の見え方が変わりました。「私のまだ知らない好きな事物が世界にはたくさんある。今知っている、好きことだけを仕事にするなんてもったいない」。だから私は、仕事に自分を合わせることができます。新しい“好き”に出合えるかもしれないと思い、ワクワクします。

「仕事を自分に合わせるスタイル」は、既知の「好きなこと」に軸を置いた仕事スタイルです。「自分を仕事に合わせるスタイル」は、未知の「好きなこと」に軸を置いた仕事スタイルです。あなたはどちらを選びますか。どちらもきっと険しく楽しい道になると思いますよ。

 

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