「書く力」が「読む力」を養う

カメラを向けられれば、私はすぐに100万ドルの笑顔を作れます。写真を撮られるのが好きというよりも、一種の礼儀みたいな感覚です。

実は私、学生時代までカメラを向けられるのが嫌いでした。趣味や仕事で写真を撮るようになってから、撮られることが平気になったのです。

私が記念写真を撮るためにカメラを向けると、一定数嫌がる人がいます。「事務所的にNGなんで」という理由で断られることはなく、ほとんどの場合は照れからです。仕事の場合、なんとか説得して撮らせてもらいます。

撮る側に回って分かったことは、照れで撮影を拒む人はただただ“面倒臭い被写体”だということでした。「拒むのは迷惑な行為」と悟った私は、カメラを向けられればすぐに笑顔や変顔を返せるようになりました。

カメラの例のように、「する側」に回ったことで見えてくるものがあります。音楽や絵でも同じです。演奏するようになってはじめて聴き分けられる音があり、描くようになってはじめて見える線があります。

これは文筆でも同じです。書く側に回ることで、筆者の気持ちや考え、その実力などが見えてくる(読める)ようになります。

「そもそも文章は、筆者の気持ちや考えを綴ったものだろ」という反論があるかもしれません。文字として書かれているものの裏には、書かれていない気持ちや考えがあります。「なぜ、この順番で書こうと思ったのだろう」「なぜこの話題を書こうと思ったのだろう」と読解していくことで見えてくる(読み取れる)ものがあるのです。ただこれは、「書く側」にいないと中々見えてきません。

情報やフェイクニュースが溢れる昨今、一人ひとりに「文章を正しく読む力」「深く読む力」「多角的に読む力」が問われています。こうした力を養うためにも、「書く側」に回ってみてはどうでしょうか。週に一度、真剣に一つの文章を書くだけでも力が付きます。お試しあれ。

 

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