文章力上達の秘訣は、「量」ではなく「質」を意識すること

文章力を上達させるには、量と質どちらを意識すればいいのか?
書く機会の多い人なら、誰もが一度は考えるはずです。今回、私なりの回答をお話しします。

文章上達の話をする前に、筋肉の話をさせてください。筋肉には、「遅筋」と「速筋」の二種類があることをご存知でしょうか。

遅筋は、長時間、小さな力を発揮する筋肉です。マラソンやエクササイズなどの時に活躍するのがこの筋肉です。しかし、大きな負荷に耐えられません。速筋は、瞬発的に大きな力を発揮する筋肉です。短距離走や重量挙げなどの時に活躍するのがこの筋肉です。しかし、長時間の負荷に耐えられません。

筋肉と文章は、通じるものがあります。私が思うに、「多量に文章が書ける能力」と「上手な文章が書ける能力」は別の能力です。そのため、それぞれ鍛え方が異なります。

「多量に文章が書ける能力」を鍛えるには、とにかく量を書くことです。ブログを始めたばかり頃は、続けるのに苦心したと思いますが、そのうちに苦もなく書けるようになります。量を目標にして書いていれば、1日3,000文字しか書けなかったものが、5,000文字、7,000文字と増えていきます。

「上手な文章が書ける能力」を鍛えるには、とにかく推敲することです。はじめは考えたり直したりすることに時間が取られますが、「改善経験(フィードバック)」が蓄積されるため完成度が増していきます。質を目標にして書いていれば、文法間違いや誤字脱字も減り、無駄な文も書かなくなります。

冒頭の問い、「文章力を上達させるには、量と質どちらを意識して書けばいいのか」の答えは出てしまっていますが、質を意識することです。

「でも、『量質転化の法則』があるから、やっぱり量を書いたほうが上手くなるんじゃないのか」といった反論もあるでしょう。この法則は間違いではありません。質を向上させるための量をこなせば質は向上します。文章で言う“質を向上させるための量”とは「推敲の量」を指します。推敲してきた量が質に転化するのです。

適当に振ったバッティング練習は、何十万回やろうが上達しません。たとえ、バッティング回数が半分以下になろうとも、フォームを意識しり、ビデオで何度もチェックしながら練習したほうが上達します。「とにかく書けば上達する」は、「バットを振っていれば上達する」と言っているのと同義です。

まとめると、
「多量に文章が書ける能力」を鍛えたければ、とにかく執筆すること。
「上手な文章が書ける能力」を鍛えたければ、とにかく推敲すること。

ただ、一流になるには、「量」と「質」どちらの能力も必要です。問題は、どちらから鍛えるかです。量を書けるようになってから、質を高めるのか。質を高めてから量を書けるようになるのか。置かれている状況によって答えは異なるでしょうが、将来、上を目指したいのであれば、質から高めることをお勧めします。これは「基礎がしっかり出来るようになりましょう」という意味でもあります。

さて、あなたはどちらから鍛えますか? 大きな別れ目です。しっかり考えて答えを出してください。

 

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