安売りの先に勝者はいない

様々な業界で消費を促すための安売りが行われ、価格競争が過熱化しています。私としては、安売りはありがたいことですが、その反面心苦しさもあります。
価格競争は、そこで働く人たちの生活に影響を与えるからです。安くするために、人件費削減や製造コスト削減などが行われます。製造コストを抑えるために、下請け先でも人件費削減が行われます。リストラされた人もいることでしょう。 そう思うと、安く買えることを心から喜べません。

松下幸之助は「いいものを安く」との言葉を残しています。従業員を大切にしていたことでも有名です。私も、こうした考えに賛成です。しかし残念ながら、近年の企業は「いいものを安く」だけが先行してしまい、従業員の幸せは考えていないようです。安くするためには、製造の効率化、流通の効率化など、企業努力が必要です。しかし、人件費削減は企業努力とは言えません。

会社の本来の目的は、従業員を幸せにし、社会貢献することです。そのために、利益を生み出す必要があります。利益を得るために従業員がいるのではありません。従業員のために利益を得るのです。

利益を得るために従業員を犠牲にするのは、目的と手段が逆です。
企業の目的を忘れ、利益を優先する経営に、私は賛同できません。たとえ、会社が大きくなっても、社員が幸せでなければ意味はないのです。

安売りで有名な業界シェアNO1の、とある企業では、従業員のリストラや賃金でのトラブルを多く抱え、問題になっています。時々、マスコミにも騒がれています。シェアNO1の企業でも、従業員を幸せにはできないようです。

従業員を不幸せにする価格競争は、どこまでいっても勝者はいません。価格競争の先に、幸せな企業繁栄はないのです。

 

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