セミナー講師になるための3つの条件

私が初めてセミナー講師を務めたのは16歳のときです。
当時、環境問題をテーマにしており、少ない時は4名、多い時は120名の前で話をしました。起業前は、マーケティング系のセミナーに足繁く通い、数多くの講師を見てきました。起業後は、商工会議所などから招聘され、年に数回登壇しています。また、私自身が講師を招聘してセミナーを開催することもあります。思い返せば、セミナーとは長い付き合いになります。

私は自身の経験を通じて、また、数多くの講師を見てきて、講師になるためには3つの条件があると気づきました。その条件とは、スキルや能力ではなく、心構えです。では、その心構えとは何なのか、これからお伝えしていきます。

セミナー講師

 

条件1 熱意を持って伝えたい「何か」がある


あなたは、一人でも多くの人に伝えたい「何か」がありますか?
これがない人は、講師にはなれません。なれたとしても一時的です。

誰しも、セミナー講師としてデビューして間もない頃は、少数しか集客できません。熱意がない人は、人が集まらない状態が続くと「人も集まらないし、もうやりたくない」となり、途中で投げ出してしまいます。一方、伝えたい「何か」を持っている人は、たとえ少人数でもめげずに何度でもセミナーを開催します。その熱意は人に伝わり、多くの人を引き寄せ、いつしか大勢の前で話せるようになります。

私もそうでした。
私が16歳でセミナー講師になるきっかけを与えてくれたのは、一人の女性でした。その女性に環境問題を話したところ、「あなたの話は面白い。今度、人を集めるからそこで話をして」と言われたのです。後日、本当に10名ほど集めてくださり、セミナーをする機会を得たのです。すると受講者の一人から「いや~、感心しました。今度、私も人を集めるから、同じ話をして」と依頼されました。このような形で、行く先々で同じ現象が起き、最終的にセミナー回数は30回を越え、120名の前で話をするまでに至ったのです。

何十、何百回とセミナーをしてきた方の話を聞くと「いや~、はじめは2名だったんだよね」「数十万もお金をかけて開いたセミナーが1名だったこともあったよ」と話す人は少なくありません。熱意のない人は、まずここでめげます。続きません。
めげずに続けた人を支えていたものは、熱意です。一人でも多くの人に伝えたい「何か」があったため、熱意を切らさず、続けられたのです。

熱意は、受講者の心を動かします。
どんなに口巧者でも、どんなにプレゼンが上手くても、熱意のない人は、講師にはなれません。講師とは、一人でも多くの人に伝えたい「何か」を持った人だけがなれるものなのです。

 

条件2 誰にも負けない自信がある


あなたは、これだけは誰にも負けないという自信はありますか?
セミナー講師は星の数ほど存在します。その中には、あなたとテーマが被っている人もいることでしょう。ライバルと比べて、絶対にここだけは負けていない、負けないという自信が講師には必要です。

想像してみてください。
何を取っても自分より優れた人がいる状態で、身の入ったセミナーができますか? できないと思います。少なからず、私にはできません。

私は、コピーライティングが得意です。コピーライティングが得意と言っても、分野によっては私よりも優れた知識を持っている人はいます。しかい、人の欲求と思考に則したコピーライティングとその理論なら、誰にも負けない自信があります。マーケティングでも同じです。お客視点に重きを置いたマーケティング理論であれば、誰にも負けない自信があります。講師には、「○○(テーマ)の△△(条件)なら、誰にも負けない」という自信が必要なのです。

この自信は、オリジナリティから発せられます。
知識やノウハウを右から左に流しているだけの講師には、オリジナリティはありません。当然、自信も持ち得ません。

たとえば、体系化された心理学のNLPがあります。
NLPをどんなに学んでも、先人たちには勝てません。当然です。知識や経験、どれを取っても先人たちのほうが上だからです。しかし、学んだ知識に自身の経験や他のノウハウを織り交ぜて、セールスに特化させたとなると話は別です。こうなるとオリジナリティが出てきます。「セールスに特化させたNLPなら絶対に誰にも負けない」となるはずです。そして、その自信は説得力に繋がります。

つまるところ、説得力とは自信です。
「説得力のある話し方」と題した書籍などが多数ありますが、自信がない人がいくら実践しても意味がありません。どんなに説得材料を用意しても、どんなに論理的な話をしても、自信がなければ話に説得力は宿りません。自信さえあれば、どんな技術をも凌駕します。
話し方などを学ぶ前に、自信を持てるテーマを見出すほうが先決なのです。

 

条件3 受講者に変化してほしいという願いがある


あなたは、受講者に変化してほしいという願いはありますか?
セミナーで提供しているものは、コンテンツではありません。変化です。受講者の行動や考え方を変え、人生に変化をもたらすのが最終目的です。

受講者の変化を願う講師は、工夫を凝らしたセミナーを考えます。
たとえば、セミナー内容を実践に則したものにします。帰ったらまずはこれをする、次にこれをするなど、行動(ステップ)や手順をしっかり伝えます。中には、宿題を用意して報告を義務付ける講師や、実践報告や相談ができるSNSを用意する講師もいます。これは、セミナーを「コンテンツの提供」ではなく、「変化の提供」だと認識しているからこそ出てくるアイディアです。

私も、受講者用のメモ用紙を作りました。
メモ用紙には、二つの項目が記されています。「明日から行動すること」「新しい発見、アイディア」です。ここに、受講中に思い付いた行動やアイディアを書いてもらいます。

正直、セミナーの内容なんて覚えていなくてもいいのです。何か一つでも行動できれば、セミナーにかけたコストは回収するはずです。新しい発見やアイディアがあれば、ブレイクスルーのきっかけになります。私のセミナー受講者には、この2点のみに着目してセミナーを聞いてもらうよう心がけています。

先ほども述べた通り、宿題やSNS、メモ用紙が思い付くのは、受講者に変化してほしいという願いからです。この願いのない講師は、コンテンツの提供に終始します。

つまり、講師は大きく分けて二種類います。「コンテンツの提供者」と「変化の提供者」です。前者は、概して熱意も自信もない講師に多いです。熱意や自信がある人は、自然と伝えたい「何か」を通じて、受講者に変化してほしいと願うようになります。

実は、「熱意」「自信」「願い」は連動しており、三つとも有している人か、どれも有していない人に分かれます。どれか一つだけ有している人は、かなり珍しいです。願いに到達している人は、熱意も自信もすでに有している人と見ていいでしょう。

 

まとめ

今回は珍しく理論ではなく精神論を述べました。なぜなら、理論で人前には立てないからです。熱意や自信がなければ、緊張してしまい、場の空気に呑まれます。人が集まらない苦に耐えられません。

私が16,17歳で100名を超える人前でセミナーができたのは、熱意や自信があったからです。そうでなければ、大勢の前で話すなどそれまでの自分では絶対できない芸当でした。あなただからできるセミナーを通じて、受講者に変化を与えてください。

 

 

関連記事

セミナー講師として呼ばれる5つの条件

 

 

関連教材

集客のプロが教える!セミナー案内文の書き方

 

1日10秒で読めるメールマガジン

中小企業に特化したマーケティング&セールスがすべて学べる!
「客単価を倍にする一言」「口コミが生まれる5つの条件」「販促効果を倍増させる7種の限定性」「ニュースに取り上げられる8つの企画」「売れるネーミング7つの条件」「新商品をヒット商品にする2つの方法」「新規事業の成否を決める3要素」「集客商品に必要な5つの条件」など、商売に役立つ情報を毎日(365日間)配信。

今すぐ、ご登録を!